経営革新計画 支援事例: 受注生産製造業

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杉野 洋一

IT系企業、会計ファームにて広くクライアントを支援する傍ら、韓国・インドにて教育・指導・通訳に従事するなど多様な文化・企業環境において活躍。中小企業診断士として独立後は中小企業を中心に「真にクライアントに寄添う経営支援」を信条とし、最近は事業成長に向けた経営指導、業績不振企業への経営改善・事業再生など、幅広く経営指導に携わっている。

東京都 歯車製造業 K社

経営革新テーマ:

小型かさ歯車を主とした特注品の受注体制の確立

計画期間:

平成25年から平成30年まで(5ケ年計画)

企業概要:

創業:昭和33年 資本金:1億円 従業員:90人

本社:

東京都台東区

主要製品・サービス:

高精度小型歯車及びギアボックス (小型ロボット用歯車、半導体製造装置用小型ギアボックス)

経営革新計画での取組み内容:

成長産業である先端医療、ロボット分野の高度化 かつ複雑化するユーザニズに対応べく、 最新加工設備やレーザー式歯車測定器・三次元測定機を導入して、 加工そして品質保証が難しい小型直歯かさ歯車や 小型 /複雑加工を要する特注品の受注体制を構築した。 創業以来、歯車一筋で培ってきたノウハウを活かし規格品(汎用)の依存から脱却し、 オンリーワン技術を持った特注歯車メーカを目指す計画、 特注品売上は順調に伸び全り上げに占める特注品比率は従来の 4割から 5割に増えた。

代表取締役社長からのメッセージ:

リーマンショックの影響で大きく経営状況が悪化し、 今後事業展開を如何にするか考えたのが取り組みのきっかけでした。

創業以来の規格品に依存していては、多角化・複雑するユーザニーズに応えきれず、 事業の安定そして成長は難しいと考え、 これまで培ってきた技術力・ブランド力・販売網を活かして、 成長産業である先端医療・ロボット分野向けの特注歯車に力を入れてきました。

我々中小企業は自社の強みをしっかりと把握し、 一層強くしてゆくことが必要と考えます。 経営計画として自社そして市場の現状を見つめ直し、 将来ビジョン数値化・明文化したことで具体的に取り組めた考えています。


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杉野 洋一

IT系企業、会計ファームにて広くクライアントを支援する傍ら、韓国・インドにて教育・指導・通訳に従事するなど多様な文化・企業環境において活躍。中小企業診断士として独立後は中小企業を中心に「真にクライアントに寄添う経営支援」を信条とし、最近は事業成長に向けた経営指導、業績不振企業への経営改善・事業再生など、幅広く経営指導に携わっている。
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